結論:施設ごとにルールが違うので、事前の確認が必要

タトゥー(入れ墨)がある人が温泉に入れるかどうかは、法律で一律に決まっているわけではなく、施設ごとのルールによります。全面的に断る施設、シールで隠せば入れる施設、特に制限のない施設があり、同じ温泉地の中でも違います。

観光庁が示した考え方

観光庁は平成28年3月、日本旅館協会や日本温泉協会などに向けて、入れ墨がある外国人旅行者の入浴について事務連絡を出しました。そこでは、入れ墨をしていることのみを理由に入浴を拒否するのは適切ではないとし、施設が気をつけるポイントとして次の3点を挙げています。

  • 宗教・文化・ファッションなど、さまざまな理由で入れ墨をしている人がいること
  • 利用者どうしの理解を深める必要があること
  • 入れ墨があることで衛生上の問題が生じるわけではないこと

あわせて、施設の対応事例として次の方法が紹介されています。

  • シールなどで入れ墨を覆い、ほかの入浴者から見えないようにしてもらう
  • 手のひらほどの小さな入れ墨で威圧感がなければ、特別な対応を求めない
  • 家族連れの少ない時間帯の入浴をすすめる
  • 貸切風呂や、専用の風呂がある客室を案内する

これは施設向けの考え方と事例で、最終的な対応はそれぞれの施設が決めます。

行く前に確認すること

  • 公式サイトの利用案内・よくある質問:「タトゥー」「入れ墨」の項目があるか
  • シールで覆えばよいか、大きさの目安はあるか:手のひらサイズまで、など基準を決めている施設もあります
  • 貸切風呂・客室の風呂があるか:予約が必要か、料金はいくらか

はっきり書かれていないときは、電話やメールで聞くのが確実です。予約サイトの情報だけで判断せず、施設に直接確かめましょう。

入りやすい方法

  • 貸切風呂(家族風呂)を使う:ほかの入浴者と一緒にならないので、気をつかわずに入れます。
  • 露天風呂付き客室に泊まる:好きな時間に何度でも入れます。
  • カバー用のシールを用意する:施設が認めている場合に限り、肌に合うものを事前に試しておくと安心です。

温泉宿のページでは、宿ごとの特徴や予約サイトへのリンクを載せています。貸切風呂の有無やタトゥーの扱いは、予約前に宿へご確認ください。