温泉の醍醐味のひとつは「景色」だ。雄大な自然の中で湯に浸かる体験は、日常のストレスを根こそぎ洗い流してくれる。ここでは景観の素晴らしさで特に評価の高い温泉地と、絶景露天風呂を選ぶポイントを紹介する。

箱根温泉(神奈川県)— 富士山と芦ノ湖を望む露天風呂

関東近郊随一のリゾート温泉地。宮ノ下・強羅・仙石原など地区ごとに個性が異なる複数の温泉地が集まる。富士山ビューの露天風呂を持つ旅館も多く、晴れた日に見える逆さ富士は絶景。泉質は硫黄泉・単純泉など多彩で、エリアによって色も香りも異なる。

熱海温泉(静岡県)— 相模湾を一望する海辺の湯

相模湾に面した温泉地で、海を見下ろす露天風呂を持つ旅館が多い。水平線に沈む夕日を眺めながら入浴できる宿は特別な体験を提供してくれる。泉質は塩化物泉主体で保温・保湿効果が高い。熱海の夜は温泉街の散策や花火も楽しめる。

白骨温泉(長野県)— 原生林に囲まれた乳白色の秘湯

標高1,400mの山中に位置し、ブナとシラカバの原生林が四季折々に美しい表情を見せる。乳白色に白濁した炭酸水素塩泉の露天風呂で、新緑・紅葉・雪景色を楽しめる。夜は満天の星が広がり、都会では味わえない静寂の中で湯に浸かれる。

万座温泉(群馬県)— 標高1,800mの高原で硫黄泉と雲海

草津高原の奥に位置する、標高1,800mの日本最高地にある温泉地のひとつ。眼下に広がる雲海と硫黄の白濁した湯の組み合わせは、他では得られない絶景体験。冬はスキーとの組み合わせも人気で、雪山を望む露天風呂は格別だ。

西山温泉(山梨県)— 深山の峡谷美と日本最古の旅館

南アルプスの渓谷に位置し、ギネス世界記録にも登録された「慶雲館」(705年創業)がある。峡谷の岩肌と清流を眺めながら入る露天風呂は、時間の概念を忘れさせる。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で保温効果が高い。

絶景露天風呂を選ぶポイント

  • 天気と時間帯を確認する:富士山ビューは晴れた早朝が最も美しい。宿に気象条件を確認しよう。
  • 混浴・男女別を確認する:絶景の露天風呂が混浴の場合も多い。事前確認を。
  • 「展望露天風呂付き客室」を狙う:プライベートな絶景体験を求めるなら、部屋に専用の展望露天風呂がある客室が最高。